やってきたお店は女の子で賑わってた。

 

さすがにバレンタイン!!

 

黒田も所狭しと飾られているチョコを見ながら、いつしか真剣に悩み始めてる。

 

 

「誰かにあげるの?」

 

 

「いや、自分が食べたいッす。」

 

 

チョコから目を離さずにそう言われて、僕は笑ってしまった。

 

 

「解ったよ。僕がプレゼントしてあげる。ここまでつき合わせちゃったしね。」

 

 

「ホントですか!?」

 

 

嬉しそうにチョコを選ぶ黒田を他所に、僕は頼んでおいたチョコを受け取った。

 

 

受け取ったのは

 

 

 

大きめの箱

 

小さな箱をいくつか