09/03/03 22:09
From ヒロ
Sub 仕事中?


おつかれ(^o^)/
大ちゃん、仕事中かな?
オレは今、稽古終って外に出てきたところだよ!!!!
ビックリ(゜o゜)!!
雪だよ!!

大ちゃんも同じようにこの雪を見てくれてると嬉しいなって思うよ。

  −END−

 

 

 

 

 

 

09/03/03 22:16
From 大ちゃん
Sub おつかれ(^o^)丿


お稽古おつかれさま!

雪、僕も見てるよ♪
やっぱり真っ白な雪っていいよね(*^。^*)

今日はそんなに仕事も詰まってなかったし、もうゆっくりしてるよ(^o^)丿
この後、少しソロの方をいじろうかなとは思ってるけどね。

ヒロも気をつけて帰ってね。
車?
今日こそ滑るから、運転は慎重にね(^_-)

  −END−


 

 

 



09/03/03 22:21
From ヒロ
Sub ありがと〜〜〜


気をつけて帰るよ(^o^)/
大ちゃんも風邪ひかないように!!!
あと、根も詰めすぎないように!!!!!
今日くらいゆっくりしなよ。雪も降ってるんだしね(^_-)

  −END−

 

 

 

 

 

09/03/03 22:48
From ヒロ
Sub 積もってるよ


大ちゃん、外の通り見てみて!!
雪が積もってるよ!!!


  −END−

 

 

 

 



09/03/03 22:50
From 大ちゃん
Sub ほんとだぁ(*^。^*)


すごいね〜〜〜
積もってるよぉ!!
寒いけど嬉しい(^・^)


  −END−

 

 

 

 



09/03/03 22:52
From ヒロ
Sub ちゃんと見てる?


大ちゃん、ちゃんと通りの雪、見てる?
積もってる雪、ちゃんと見てる?








雪の中に何か見えない?

  −END−

 

 

 

 

 

 

 

雪の中に何か見えない?



・・・って・・・。


意味不明なヒロからのメール。僕は必死に目を凝らした。


・・・って、何にもないけど・・・。


そう思いながら真下を覗き込むように見ると、

 

「ヒロ!?」

 

そこにはいくつかのちいさな雪だるまに囲まれたヒロがいた。
慌てて下に降りて玄関を開ける。

 

「どうしたの!?」

 

「大ちゃん〜〜気付くの遅すぎ!!」

 

雪の欠片を身体につけて入ってきたヒロは、玄関先で軽く身体を叩いて雪を落とした。

 

「あんなトコ立ってて、風邪ひいちゃうよ。」

 

傘もささずにいたヒロに取ってきたタオルを差し出して言った。
するとヒロはさむ〜〜いと言いながら

 

「約束、したでしょ?」

 

「?」

 

「雪が積もったらデート。」

 

「えぇ!?」

 

「大ちゃんが言った事じゃなかったっけ?」

 

そう言ってにやりと笑う。

 

まさか本気に・・・?
それでこんな時間に?

 

「雪、積もってるの見たでしょ?だから、大ちゃんとデートしに来ました!!」

 

「ヒロ・・・。」

 

目の前でニッコリと笑うヒロ。

 

そんな・・・そんな・・・ただの戯れ言のつもりだったのに・・・。
だって、ヒロが忙しいのだって解ってたし、こんなの当たり前。淋しいとか、そういう感情を優先していいはずなんかなくて。ただ、あの時はホントにそうなればいいなとは思ったけど、それでも気にしちゃっただろうヒロに少しでも笑ってて欲しくて・・・。
それでつい・・・。

夢みたいな事、考えなかったわけじゃないけど、まさか本当にこうして会いに来て欲しいなんて思ってたわけじゃなくて・・・。
あぁ、でも嬉しい事には変わりなくて・・・。

 

「?どうした?来ちゃ、いけなかった?」

 

不安げなヒロの声。

 

「ちが・・・っ!!そうじゃないよ!!ただビックリして・・・。」

 

しどろもどろの言い訳を口にする。

 

「ビックリして?」

 

「うん・・・ビックリして・・・。」

 

「ビックリしただけ?」

 

ヒロの声が優しく聞こえる。

 

「ビックリしたけど?ビックリさせやがって?ビックリするなんて?ビックリするはずがない?ビックリ、」

 

「ヒロ!」

 

「ビックリして、よかった?」

 

冷たくなったおでこをコツンと合わせて、優しい目で僕を覗き込む。

 

「・・・う・・・ん。」

 

小さく答えると、ヒロがふんわりと笑った。

 

「オレも。
会えて嬉しいよ。」

 

「・・・うん。」

 

くすぐったい。触れたおでこからふわふわと温かいものが伝わってくる。僕はほんの少し背伸びをしてヒロの唇に触れた。
冷たくなってしまったヒロの熱い唇。とくんと僕の中に温かいものが灯る。

 

「冷たい。」

 

唇を離してぽそっと言う。

 

「ヒロの唇・・・。冷たくなっちゃった。ゴメンね。」

 

雪の降る中に立っていたせい。

 

「いいよ。大ちゃんが温めてくれれば。」

 

そう言って僕の唇をなぞる指。

 

「・・・ばか。」

 

指先にキスを落とし、そっと離れる。

 

「お風呂、入って温まって。ホントに風邪ひいちゃう。」

 

そう言ってヒロの手を引くと、

 

「大ちゃんに温めて欲しいんだけどな〜。」

 

笑いながら言う。

だ〜〜か〜〜ら〜〜・・・。

僕はくるっと振り返ると言った。

 

「それは、お風呂の後で!!」

 

「え!?」

 

驚いたような顔のヒロにアッカンベーをしながら部屋の奥へと向かう。

 

「大ちゃん!?」

 

靴を脱ぐのももどかしく、ヒロが僕を追いかけてくる。

 

「泊まっていくよね?」

 

しれっと言うと、ヒロはコクコクと何度も頷いた。


だって、嬉しかったんだもん。このくらいのお返しはしなくちゃ。
それに僕もヒロを充電しておきたいし・・・。

 

ステキな空からのおくりもの。こんな日くらい、ちょっとは素直になってみてもいいのかな?
ねぇ、ヒロ、本当に本当にありがとう。
大好きだよ。
だから、今夜は覚悟してね!!

 

  END