「おはよ。」

穏やかな朝。小さく寝返りを打って眩しそうに片目を開けた大ちゃんに声をかけた。

「…おはよ。」

視線で時計を探す大ちゃんに時間を教えてやると、小さくあくびをしてまだ寝ぼけているのか布団の中に潜り込んだ。

「まだ眠い?」

「ん。大丈夫、起きるよ。」

そう言いながら語尾が再びあくびで滲んだ。

「大ちゃん。」

笑いながら目尻にたまった涙を拭うと大ちゃんはそれから逃れるように枕に顔を埋めた。

「プレゼントもらいすぎだね。」

「プレゼント?」

不思議そうな顔をしてこっちを伺う大ちゃんの髪にキスを落としながら言う。

「大ちゃんの大好きなかっこいいサンタからいっぱいプレゼントもらわなかった?」

クイッとまだ素肌のままの腰を引き寄せると手にした大ちゃんの体温が上がる。

「し…知らないっっ!」

「え?もらえてないの?それじゃあちゃんと届けなくっちゃ。」

そう言って腰に回していた手を背中に滑らせると大ちゃんは小さな声を漏らして身をよじった。

「も、もらった!もうもらったから…。」

「そう?」

必死に頷く大ちゃんに笑いを噛み殺しながらオレは再びあの質問をした。

「ねぇ、オレと大ちゃんの関係って何だったっけ?」

口をつぐむ大ちゃんにいじめるようにキスを繰り返す。堪えきれなくなった大ちゃんが慌てて答えた。

「い、一番大切なパートナーだよ!!」

耳まで真っ赤にして布団に潜り込むその姿にオレは思わず大ちゃんを抱き締めた。

「OKOK。パートナーだね、オレ達。」

大ちゃんの精一杯の告白。今はそれでいいよ。オレはあなたのパートナーだからね。

happy X'mas



END