09/12/16 14:03
From ヒロ
Sub 寒いよ!!!!!!!!!

大ちゃん、今日は寒いよ!!!!!!!!!!
お散歩、あったかくして出てね(^-^)!!!!!!!!


オレも行きたいんだけど、、、。
ライブのリハが結構つまっててなかなか行かれないよ。
また大ちゃんとお茶したいな(^-^)!!!!!!!!


大ちゃんもお仕事頑張ってね(^-^)!!!!!!!!


  −END−

 

09/12/16 21:08
From 大ちゃん
Sub お疲れ様

なかなかメールが返せなくってごめんなさい(T_T)

リハーサル順調みたいだね。
忙しいかな?
暇つぶしてる場合じゃないもんねf^_^;

また時間があったら公園で会えると嬉しいですo(^-^)o

  ーENDー

 

 

 

09/12/16 22:23
From ヒロ
Sub ゴメン!!!!!!!!

ゴメン!!車、運転してた!!!!!!!

メールありがと!!!!!!!!
大ちゃん、今、暇?
オレ、時間あるよ。
よかったら、会いたい。

  −END−

 

 

 

09/12/16 22:31
From 大ちゃん
Sub おつかれさま

別に今日じゃなくてもいいんだょ。
どうしてるかなって思っただけ。
忙しいならそれでいいんだ(^人^)

  −END−

 



09/12/16 22:34
From ヒロ
Sub Re:おつかれさま

忙しくない!!!!!!!!
オレが会いたいよ!!!!!!!!

大ちゃん、出て来れない?
ちょっと話しようよ。
オレ、このまま車走らせて公園で待ってる。

  −END-

 

 

 

 

「大ちゃん!!」

遠くに見える人影に見覚えがあって目を凝らすと、走ってくる大ちゃんだった。
オレは慌てて車から降りると、大ちゃんを呼んだ。

「あぁ、ヒロ!!」

いつものツリーより手間で呼ばれたせいか、ちょっとビックリした様子の大ちゃんは、オレを見てホッとしたように笑う。なんかその笑顔が可愛い。

「待ってるって・・・急に、それだけ書いてメール送って来るんだもん、ビックリしたよ。」

そう言いながらも笑ってくれる大ちゃんを助手席のドアを開けて温かい車内へと促す。
お邪魔しますと礼儀正しく挨拶して助手席に乗り込んだ大ちゃんははぁ〜っと一息つく。オレも車に乗って、そんな大ちゃんを見た。
大ちゃんはまだ息が上がったまま。なんかさ、走ってきてくれたんだって事がすっごい嬉しい。

「何、笑ってんの?」

そんなオレの視線に気付いた大ちゃんがジロッとオレを睨む。

「なんかさ、走ってきてくれたのが嬉しくてさ。こんなに早く来てくれると思わなかったから。」

「だって!!あんなメールよこしてきたのは誰だよ。早く行かなきゃって思うじゃん。」

「ゴメンゴメン。」

もう・・・と口を尖らせてオレを見る大ちゃんにオレは心の中がぽかぽかと暖かくなる。

大ちゃんといると、すっごい落ち着く。
いっつも穏やかで、とっても気配り屋さんで、怒ってみせるその表情すら可愛らしい。
オレより年上の男の人なのに、この人には可愛らしいって言葉が良く似合う。
ようやく落ち着いてきたのかキョロキョロと車の中を見回す大ちゃんがオレの視線に気付いてか口を開いた。

「やっぱり人によって全然違うな〜〜と思って。」

「何が?」

「車。僕のとも全然違う。ヒロってこういうの好きなんだ〜〜なんて思って。こういうのもカッコイイよね。ヒロっぽい。」

「大ちゃん、何乗ってるの?」

「ん?・・・ポルシェ?」

「ポルシェ!?」

コクリと頷く。

「スッゲ〜〜!!!!オレも乗ってみたい!!オレね、スポーツカーも好きなんだよね。こういうのとスポーツカーと交互に乗ってるかも。」

「へぇ〜そうなんだ。」

「なんかさ、片方だけって、飽きちゃうんだよね、だからさ。こういうのに乗ってるとスポーツカーに乗りたくなる。オレね、オレね、フェラーリ欲しいんだよね〜〜。」

「フェラーリ?」

「そう!!大ちゃん買ってよ!」

「バカな事言わないでよ!いくらすると思ってんの!?」

「だよね〜〜〜。」

目を丸くした大ちゃんに笑って見せると大ちゃんも可愛らしく笑ってくれた。

「そう!!実はね・・・。」

急にゴソゴソとちいさな鞄の中から大ちゃんは何かを取り出した。

「これ、ヒロに。」

「え?」

「次に会えたら渡そうと思ってたんだ。」

そう言って大ちゃんは自分の携帯を持ち上げて見せる。そこにはこの前オレがあげたクマがぶら下がっている。

「これのお礼。ヒロ、携帯に何もつけてなかったでしょ?ストラップ。だからこれ。」

そう言って差し出されたのはなにやら小さくて黄色い丸いもの。そこに犬のイラストが書いてある。

「これね、ウチのワンコ達なの。こっちがアル、男の子で、こっちがアニー、女の子。」

そのイラストを指差して説明してくれたけど・・・どっちも同じに見える・・・。

「ヒロ、ワンコ苦手でしょ?これで少しでも慣れてもらおうと思って。」

そんな事を言うけど・・・コレは生きてないじゃん。

「それから・・・。」

そう言って取り出したのは・・・へ???ぬいぐるみ???

「これはジョンね。ジョンだけ居ないのは淋しいかと思って。これ、ヒロの車に乗せてあげて。」

大ちゃんはそのぬいぐるみを勝手にオレの車の運転席側、スピードメーターの上辺りに置いた。
正直・・・邪魔かも・・・せめて助手席側に・・・。
そんなオレの考えを読んだのか、オレをチラリと見た後、大ちゃんはそのぬいぐるみを助手席側に移動してくれた。

「これでヒロもウチのワンコ達と仲良くなってくれたらな〜って。」

親バカでしょ?って笑いながら言う大ちゃんがホントに嬉しそうな顔してて・・・そんな大ちゃんを見ると幸せな気分になる。
まぁ、ワンコ達と仲良くなるのは・・・。
でもだいぶ見慣れてきたから、じっとしててくれればそばに居ても平気にはなったかな・・・?

しばらく大ちゃんはワンコ自慢を披露して、オレはそれを黙って聞いてた。
ホントに嬉しそうに話すから、オレも次に会った時はちょっと触ってみようかな・・・って思うくらいには感化されたかも。
ひとしきりしゃべった大ちゃんが携帯を見て声をあげた。

「ゴメン!こんな時間だ!!忙しいのにゴメンね?明日も早いんでしょ?」

「ん?まぁ・・・。」

「ゴメンね〜。僕、このくらいの時間からがすっごい活動時間だからさ。ついつい・・・。」

「え?活動時間?寝ないの?」

「うん。僕ね、夜型なの。大体このぐらいの時間から作業して・・・朝寝るって感じかな。」

「えぇ!?」

「昼夜完全に逆転しちゃってるんだよね。」

苦笑いする大ちゃんは、ゴメンねとまたオレに謝って車から降りようとする。

「あ!!送ってくって!!」

「いいよ、すぐだし。ヒロ、今日もこんな時間までリハだったんでしょ?疲れたでしょ?」

「あ・・・リハはね、今日早く終ったから、この前共演した人の舞台見に行ったりして・・・来年オレが立つ舞台だったし。それで大ちゃんからのメール、気付かなかったんだ。ゴメン。」

「あは。いいんだよ、別に。そうだったんだ。同じ会場なの?」

「うん。だからね、下見も兼ねて。って前にも立ったことあるんだけどね、あの舞台は。」

「頑張ってるね。」

「まぁね。大ちゃんと暇つぶし出来ないのは淋しいけどね。」

そう言って笑って見せると、大ちゃんは「ば〜か。」って笑って答えてくれた。

「じゃあ、ホントに遅くなっちゃう。ゆっくり休んでね。」

そう口早に言うと、大ちゃんはサッと車から降りて手を振った。

「送ってくよ!!」

「ホントにいいって。じゃあね!!お休み!!」

それだけ言うと大ちゃんは来た時と同じように走って行った。

「送ってくのに・・・。」

オレはその後姿を見つめながらため息をついた。

 

 

 

09/12/16 23:42
From 大ちゃん
Sub ありがとぉ(^・^)

遅くにゴメンね。ありがとぉ(^−^)
気をつけて帰ってね。
僕も会えて嬉しかったょ(*^。^*)

おやすみなさ〜い(-_-)zzz

  −END−

 

 

 

アクセルを踏もうとして突然震え出した携帯。メールの着信。
慌てて開くとさっき別れたばっかりの彼からのメール。
オレを気遣う文字、彼を髣髴とさせるような顔文字。そして最後に、会えて嬉しかった・・・って。
可愛いよな、ホントに。
こういうことされると、なんか錯覚しちゃうよ。
あ〜ぁ。大ちゃんが彼女だったら楽しいのになぁ・・・。


って、オレ、何考えてんだ!?あの人は確かに可愛らしいけど、オレと同じ男だし、ありえね〜だろ!?


オレ、彼女に振られたショックでどうにかなっちゃってるのかも・・・。これって相当重症だよな・・・。
小さくため息をつく。
でも、大ちゃんと一緒に居るのはホント楽しくて、これは嘘じゃないホントの事。いっぱいいろんな話したい。
メール貰っただけでうれしいもんな・・・。

可愛らしい大ちゃんからのメール。
知らず知らずの間に笑顔になってるのが自分でも解る。なんか元気出た。

よし!!明日も頑張るぞ!!

オレはそう気合を入れて大ちゃんからのメールを閉じた。