08/12/18 14:45
From ヒロ
Sub ワンコ達いる?(^o^)/

大ちゃん、今、スタジオ?
ワンコ達もいるんだよね?
今から、ちょっと寄っていい???

  −END−

 

 



08/12/18 14:52
From 大ちゃん
Sub いるよ(^o^)丿

久しぶり(^o^)丿
リハで忙しかったの?(@_@)?

ワンコ達ならみんないるけど、何?
ヒロがワンコに用(゚o゚)!

  −END−

 

 

 

 

「おじゃま〜〜〜〜!!」

いつもの軽快な挨拶でズカズカと入っていく。

「早い!!メール打ってから何分も経ってないじゃん。」

「へへ。実は下から打った。」

「あら、久しぶりじゃない?そっちも忙しいの?」

「アベちゃん!!おかげさまで大忙しだよ!!」

「まぁ、商売あがったりじゃ困るからね。ちょっとは忙しくしてなさいよ。」

「そうだよね。」

「で?ワンコの苦手なヒロがワンコ達に何の用?」

「実はね・・・。」

そう言って取り出したのは

「じゃぁ〜〜ん!!メリークリスマス!!みんなおいで〜〜。」

ヒロの手には小さなお酒。これって・・・。

「ワンコカップにワンコワイン、ワンコビールだよ!!みんなにもクリスマス気分を味わってもらいたくてさ!!」

「ヒロ〜〜〜。」

「あら〜〜〜珍しい事もあるもんね〜〜〜。アンタがこの子達にね〜〜〜。」

「何だよ〜〜オレだって、最近は仲良くしてるよ。ね、大ちゃん。」

「まぁ、ね。」

「ふ〜〜ん、まぁ、いいけど。」

「そうそう!!アベちゃんにもこれ!!メリークリスマス!!」

差し出されたのはタバコ、1カートン。

「・・・アンタ・・・あたしに肺がんにでもなれって言いたいの?」

「違うよ〜〜お正月にはアベちゃんにもゆっくりして欲しいと思ってさ〜。タバコ切れるとイライラしちゃうでしょ?だから。」

「そ〜〜〜ぉ。まぁ、ありがたくいただいとくわ。」

「どういたしまして!!でさぁ、アベちゃんに相談があってさ〜〜。実は〜。」

「23日の話なら無理よ。」

「え!?」

「ッたく、アンタといい大介といい、呆れてものが言えないわ。」

「え!?大ちゃん?」

「ダメなもんはダメ!!無理なもんは無理!!いい歳してわがまま言ってんじゃないわよ。」

「大ちゃんも???」

「・・・。」

「ワォ!!!ちょ〜〜嬉しいよ!!」

「ハイ、ソコ!!いちゃいちゃすんな!!
ちょっとは成長したかと思いきや、やる事が変わってないのよ、アンタ達。こんなものでつられるかって言うの。」

「そんな〜〜。」

「ご丁寧にワンコ達にまで。その根回しには感心するわよ。」

「だって、クリスマスでしょ?イベントでしょ?アベちゃんだって一緒に過ごしたい人の一人や二人、いるでしょ?」

「・・・アンタ、喧嘩売ってんの!?」

「いや・・・そんなことは・・・。」

「アベちゃん!!」

目の前に突きつけられた何枚かのCD−R

「年内いっぱいのスケジュール分の曲!!これで全部!!これで僕の仕事はお終い!!文句ないでしょ?」

「あら!!やれば出来るじゃない!!じゃあ、これ、先方に渡しとくわ。」

「お願いね。
ふふ。ヒロは甘いんだよ。物でつられるわけないじゃん。アベちゃんだよ?こっちの方が喜ぶって。」

「さすが大ちゃん!!」

「ねぇ、これなら23日、良いよね?」

「そうね〜〜〜26時以降なら好きにして良いわよ。」

「えぇぇぇぇ!!!!」

「最大限譲歩して25時以降ね。」

「そんな〜〜。僕、頑張ったでしょ?ねぇ!」

「と〜〜っても頑張っていただきましたけど、それとこれとは話が別ですわよ。あきらめなさ〜い。」

「ひど〜〜〜!!アベちゃんのオニぃ〜〜!!」

「なんか言った!!」

 

 




「・・・大ちゃん、ワンコワインでヤケ酒する?」

「・・・しよっか・・・。」

「はぁ・・・。」

 



嬉しそうなワンコ達に囲まれて、ため息は長く続いた。

 

 

 

                                   20081218   END