08/12/15 17:04
From ヒロ
Sub お誘い
大ちゃん、23日の夜、オレに少しだけ時間もらえないかな?
−END−
08/12/15 19:03
From 大ちゃん
Sub 無理だよ
僕、ディナーショーしてるって、知ってるでしょ?
無理だって。
次の日、自分だってイベントのくせに。
遅い時間なんて無理でしょ?
2時とか3時とかならいいけど。
−END−
08/12/15 19:08
From ヒロ
Sub そこをなんとか!!!!
知ってるよ。
でも、ほんのちょっとでいいんだよ。
ディナーショー終わってから、ほんのちょっと!!!
お願い、大ちゃん!(>_<)!
−END−
08/12/15 19:13
From 大ちゃん
Sub お願いされても(-_-;)
無理だよ。
ほんのちょっとってどのくらい?
5分?
楽屋まで来てくれるなら5分くらいなら考えてあげるけど。
急になに?
−END−
無理を言ってるのは解ってる。
大ちゃん、ディナーショーだし、オレ、次の日ライブだし。疲れてるだろうし、体調整えなきゃいけないし。
でもさ、この前聞いた本音。何もしないで放っておくほど、薄情な彼氏じゃないはずだけど?
オレ、こう見えてもプライド高いのよ。
それじゃなくても、甘えっぱなしの年下のカレシだし、自称フェミニストを気取るオレだもの、大ちゃんの奥の奥の方に眠る本音、見過ごすはずがないじゃない?
あんなふうに、べらんめいにぶつけなきゃならないくらい、オレって不甲斐ない恋人?だったらそれを挽回するチャンスくらいちょうだいよ!
スペシャルな夜にするからさ!!!絶対に大ちゃんを満足させてみせるからさ!!!!!
それなのに・・・・・
なんてツレナイ、オレの恋人!!!
無理の一言でキレイさっぱり片付けて、考える隙間もありゃしない。
少しは迷ってよ、オレの誘いに心ときめかす振りしてよ。
なんか、泣けてきちゃうよ、オレ。
無理なことなんて百も承知。忙しすぎるオレ達だもの、思い通りにならない事だってたくさんあるよ。
でもさ、アホなオレに曝してくれた本音だもの、叶えてあげたいじゃない!!!
少しは世の中のイベントに乗っかりたいじゃない!!!
甘い時間を過ごしたいって本音、オレだって一緒だよ?
俺の為にクリスマスキャンセルしろよ!!なんて、びっくりしたけど、オレ、相当嬉しかったんだよ?
まさか大ちゃんからそんな言葉が聞けちゃうなんてね。
大人なふりして我慢して、そんなとこもたまらなく愛しい。
そのシレッとした顔の下でどれだけ文句を言ってるか、考えただけで顔が緩むよ。
だからさ、観念してオレの為に時間を空けなさい!!!
絶対絶対後悔なんかさせないから!!!!!
とは言っても頑固な大ちゃんのこと。
さて、どうやって落としてやろうか?
やっぱりイベントはこうでなくっちゃ!!!!!!!!
掠いに行くよ、お姫様!!!!!!
またヒロのわがまま。
この前言った事、ちっとも解ってない。学習能力ないんじゃないの!?
23日空けろって、無理な相談だよ。
こればっかりはどうにもならない。空けられるものならとっくに空けてる。
ほんとにどうしていつも急なんだろうね。思い付いたら即実行。これだから野性児は困る。まぁそんな野性児に振り回されるのも、嫌いじゃないから困る。僕、いつからこんなになっちゃったんだろうな。甘いかな?ヒロに甘いかな、僕。
その証拠に今も鬼のようなアベちゃんと交渉中。
「無理よ!!何度聞かれても無理なもんは無理!!」「そんなこと言わないでさぁ。ね、アベちゃん!!」
スタスタと逃げるアベちゃんを追い掛けて食い下がる。
「クリスマスは避けたんだからぁ。いいでしょ?」
「避けたんじゃなくて、あっちが仕事なだけでしょ!!」
・・・チッ、バレたか!!
ヒロにはあぁ言ったけど、ホントは飛び上がる程嬉しかったんだよ。だからなんとしても、絶対に勝ち取らなきゃ!!
「みんなだって疲れてるだろうし、早く休ませてあげるって言う事でさ?」
「・・・アンタ、なんかそのいい加減なとこ、アイツに似てきたわね。」
「アイツって?」
「アンタにそんな誘いをしてきた不届き者よ!!
あ〜嫌だ!!長年一緒にいると感化されるのかしらね〜。」
「え?それって、もしかして・・・夫婦みたい?」
「恥じらってんじゃないわよ!!気持ち悪いわね!!いい歳して薄気味悪い事してんじゃないわよ!!」
「ひどい!自分が幸せだからってさ!
僕だってアベちゃんに負けないくらい幸せ者です!!スケジュールいっぱいなの知ってて、それでもどうしても!!って言われてんだよ〜。どうよ?負けた気しない?」
「そういうのは単なるバカって言うのよ!!」
「愛されてるな〜も〜。」
「ちょっとあの男、呼んでらっしゃい!一発ぶん殴ってやる!!」
「アベちゃん暴力的〜!!」
「アンタもよっっ!!」
不毛なやり取りは続く。
20081215 END