「ホントにお世話になってるからさ、ヒロが。

だから渡そうかな〜〜なんて思ってたの。ヒロの代わりにね。」

 

 

僕はそう言って笑った。

 

 

「舞台、大変だよね。これ食べて元気出してね!!

甘いものは良いんだよ〜〜〜。ほわ〜〜って癒されるよ〜〜。」

 

 

そう言いながら渡したチョコをヒロは受け取りながら苦笑した。

 

 

「オレは大ちゃんの方が癒されるよ。」

 

 

恥かしげもなくそんな事を言いながら、僕に寄りかかってくるヒロ。

 

 

「ばか。」

 

 

ポソッと呟いて、頬に触れているヒロの髪にそっと寄り添った。

 

 

 

 

    END