「いきなりチョコって言われても、持ってないよ〜〜。」
そう漏らす僕にカツGは目ざとくヒロにあげる用のチョコの箱を見つけて言った。
「お!!持ってんじゃね〜か。」
「ダメ〜〜!!!これはヒロのなの!!」
必死にチョコを死守する僕に
「あっそ。じゃあ、乗せてやれねーな。」
「え〜〜!?カツGのケチ!!」
「あ〜〜、そ〜〜ゆ〜〜事言っちゃう?ほんじゃ、さよならだな。」
手をピラピラと振るカツGに
「いいもん!!カツGなんかに頼らないもん!!」