「ホントにごめんね。」

 

 

「何、言ってんの!!

すぐに行くからどこか温かいとこに入ってなよ!!」

 

 

そう言いながらヒロはバタバタと支度をしてるらしく、電話を切る間際にはキーを持つチャリって音が聞こえた。

 

ホント、ヒロって僕に優しいよね。

 

その慌しさが、なんだか嬉しくなっちゃうよ。

 

 

 

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